歯を治療することになった際、白い歯で自然な感じに治す方法の中で、歯と強力に接着する接着材と複合材料（プラスチックとセラミック）を使った治療、いわゆるダイレクトレストレーションに人気が集まっています。歯を必要最小限に削り、少ない治療回数で、しかも自然な白い歯にできることが大きな理由です。

　この歯と接着させる接着剤の研究で、東京医科歯科大学の二階堂先生、田上教授らのグループが歯（象牙質）と接着剤との接合部に耐酸性の層ができることを発見し、この層を”スーパーデンティン”と名付けています。耐酸性の層ができるということは、細菌あるいは食べ物などの酸に対する抵抗力が上がり、結果として歯を守ることに大きく貢献することになると考えられます。

　そもそも、歯科で用いられる接着材は、日本が世界をリードしている分野の一つで、超ハイテクの技術と素材が使われており、今後も発展が大いに期待されています。

治療が必要になったら、最小限に削り、自然な白い歯で治療ができ、さらに歯を守ってくれる。

そんなすばらしい材料ですので積極的に当院でも使っています。